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garmin Fenix 6x から7sに新調した話

GPS時計、Forathlete945だとsuicaが使えないのに我慢が出来なくて、つい買ってしまった6X。
調べたらたった三か月前。。。そろそろ新機種出る覚悟はしてたので目を瞑って7sをポチ。
 
なぜ、ここにきて7sにしたか。
6Xにしたもう一つの理由が登山地図が旺文社製の物が用意されていること。
6sと6は対応してくれていなかった。
しかし、7シリーズは、それもオプション購入でダウンロード追加できることになったので、
最軽量の7s以外自分には選べない。
いや、同じ値段なのに画面大きいノーマル7とかやっぱり最上級で一番画面大きくて、
フラッシュライトもついた7Xも考えたのだけど、
6Xは重くてついポイってしてベッドに置き去りが多くなってしまっていた
(全くスマートウォッチとして役立たせていない)のを思い出す。
その点945は着けっぱなしで寝ても気にならないし、バッテリー持ちは適度に朝ランとかしても
一週間はもつので充電頻度的にも不満はなかった。
7sは945より少し重いけど、小さいので今の所狙い通り邪魔と思わずにつけられている。
 
ちなみに、なんで7sと7と7xが余り価格が変わらないのかは議論になりそうだが、ものづくりしている身としては多分こうなんだろうなあという予想がある。
6シリーズは中身もシリーズごとに性能(マイコンもメモリ容量も)違っていたけど
7シリーズは全部中身一緒、恐らく半導体不足も影響していて一括一種類で収めようとしたと思われる。
違いといえばケースのサイズとバッテリーの大きさぐらいなので
加工費用まで含めた原価としての価格差はほとんどないといって良い。
7Xも大して変わらないがフラッグシップなので
値段一緒にならないようにあえてフラッシュライト付けて価格変えたんじゃないだろうか。
 
しかし、問題はオプションの旺文社監修登山地図。
ガーミンのサイトでポチってしたけど、ダウロード地図のはずなのに
発送予定日とかクロネコ発送とかよくわからないことが記載されているページにとばされる。
あれ、ダウンロードと言えばキーがメールが送られてくるとかじゃないの?
そのあたり、製品ページになにも記載なし。
紙で送られてくるにせよ、メールで送られてくるにせよガーミンジャパンの中の人が動いてくれるまで
何も来ないので明日使おうと思って買ってもすぐに使えないのは覚悟する必要があるということか。

金曜日に購入して、土曜日は時計のテストに山行くの我慢したのに結局何も送られてこなかった。
結局三日たっても音信不通。サポートに連絡しても電話はどうせつながらないし
メールは回答まで10営業日とか言うしで打つ手なし。
ガーミンジャパン(旧いいよねっと)は昔から、色々ずさんなのは有名だけど未だにこれかあ。

記事書いた後に返信きました。紙に書かれたクーポンコードを発送するそうです。Download版のソフトでこれは初めてですわ・・・

 

さて、前置きは以上で見た目大して変わらないこの子たちを比較していきたい。思い立ったら追記するスタイルで。

1)サクサク感が上がった。945->6Xに移行したときも反応良くなったなあと思っていたけど、7sに変えて捜査してすぐ分かるぐらいはさらに速くなったと思う。とはいえ6Xが不十分かというとそうは思わなかった。

2) 地図の表示が早い。というか6Xが遅かったと思う。特にアクティビティ中に少し現在地確認したいとデータページからスクロールしていくと地図ページになった時6Xは最初白紙、数秒待ってやっと表示されだすという感じだった。7sは切り替わってすぐに表示される。まあ、メモリに展開して裏側でデータ待機させてるかどうかの違いだけかもだけど<-要はプログラムの設計が悪い。

3)地図に関わる所ばかりだが、タッチ対応になったことで少し先の地図が見たいとかが楽になった。初期設定だとアクティビティ中タッチはオフにされるので登山だけオンになるように設定している。

gmailの掃除

ここ数年で宣伝メールが多いためか一気にgoogle one残容量が減ってしまった。ちょっと前まで20GBぐらい余ってるから、まだサブスクリプション契約はしなくていいかなと思っていたのだが。

とはいえ、日課にしているならともかく、今更どうでもいいメールを探して消すのは大変。そもそも2000年前半のgmailがbetaの時から契約しているので全てきれいにしようと思ったら気が遠くなる話である。というわけでgoogleのタグ付けを信じて、プロモーションかアップデートカテゴリで、2020年より前の一回も読んでいないメールはごみでほぼ間違いないという前提で

category:updates before:2020 is:unread

category:promotions before:2020 is:unread

の二つで検索して、左上の選択からすべてのメール選び、検索結果すべてに適用するか聞いてくるのですべて選択して、削除を実行。ゴミ箱に残っているのでこっちも削除すると残り容量に反映される。サイズに依存するようだけど、一回で削除はできない。大体1万件か、1GBのどちらかで一括処理に上限があるようだった。ので、上の作業は何度か繰り返さないとならない。

約30万件ほど削除したら15GB節約できた。Photosが今後容量消費するのでいつまで持つかわからないが一年は延命できたかな。

Hammerhead Karooの出来は良いのに日本でちゃんと買ってレビューしてる人がいないので

かく言う自分も、たまたまヤフオクで激安販売していたので買った身です。普通に考えて日本語でまともに使えるかどうかもわからないのでEdge買いますな。

さて、なんだかんだで購入から一年以上数千キロは共に走りました。トライアスロンの大会にも一緒に参戦したし、太平洋-日本海の横断にも使用。いつの間にかkaroo2が出ているのでここに書く悪い点の重いのも解消されているかも。

良かった点

・画面が大きい、見やすい
・反応がよく操作が快適
・標準状態で地図は日本語で表示される
・リルートが割と優秀(Garminに比べればかもしれないが)
・ユーザーのリクエストに答えて月1アップデートで改良されていく

悪かった点
・大きい、重い!付属のブラケットで自転車につけていると段々ブラケットが重さに負けて落ちていくくらい重い
・バッテリー持ちが10時間ぐらい。

KarooはAndroidのスマホから機能を削って、削って作られたサイコンです。外でも使いやすいように画面は半透過のものを使っているようで屋外での視認性も問題ありません。
中身はスマホでかつ余計な機能が省かれているので、ローエンドのCPUを積んでいてもサクサクと動きます。このサクサク感は他のサイコンでは味わえない。その代わりCPUパワーに全フリしたためか消費電流が大きかったらしくバッテリーも大きくなくなり、結果本体も大きくなるという。
その潔い感じは日本人的でなくて良いところだと思う。ちなみに、このサイコンの出身は南アフリカの会社らしい。

日本語も画像な感じで普通に出てきます。ただ、キーボードは日本語対応でないので出先で目的地を変更などで入力する場合はローマ字。一応分かる人が作業すれば直接日本語対応キーボードもインストール可能です。

この画面が去年の段階でしたが今ではこんな感じで向かっている方向がわかるように矢印が出ます。この画像は他の人からお借りしたのでフィート表示ですが。

ルートの作成はデバイスでもできるけどオンラインで作るほうがかんたん。OSMのバイクマップを使っているらしく、ポイントをいくつか指定すると、ロード、グラベル、マウンテンバイクそれぞれに向いた道を選んでくれます。と言っても、マニュアルで頑張らないと変な道を使ってくれたりは多々あります。走行中にリルートが必要な場面もあると思いますが、そのあたりは結構信用できるリルートをしてくれます。ガーミンのように無駄に幹線道路に行かせることもなく、戻らせることもなく、少し先の道でもとのルートに合流できるようなリルートをしてくれます。

バッテリーは、モバイルバッテリーで補充電していればいいので、重さと大きさが気にならなければ普通にサクサク動いて見やすくて操作もしやすい、ついでにお値段4万円とコスパの良いサイコンだと思います。ガーミンみたいなクライムプロとかはありませんが、これからとこれまでの高度をグラフで表示してくれたり、Diの場合はギア位置をグラフィカルに表示とか今どきの機能は入っているので情報で不足したことは今のとこありません。

防水性能は、宮古島トライアスロンで30分ほどスコールに途中遭いましたが問題なく動作していました。まあ、普通に使う分には大丈夫な防水レベルではないかと。

Altium Library Loaderがインストールできない

大学時代からWindows OSは英語で使うようにしていたので、めっきりこの手の問題からは遠ざかってくれていたのだが久々に遭遇してしまった。

Altium Library Loaderのインストーラーを起動するとパスを作成できません見たいなエラーが出て進めない、その作成できないパスにOneDriveの名前が・・・そしてエラーコードのパスの最後にOneDirve\??????となるとOneDirveに関連して日本語がどこかに入っているっぽい。

Windows 10でドキュメントフォルダがOneDriveのドキュメントにリンクされてしまったときの修正方法

を参考にregeditで

¥HKEY_CURRENT_USER¥Software¥Microsoft¥Windows¥CurrentVersion¥Explorer¥User Shell Folders

を探し出すと、上のリンク先には紹介がないがOneDirveのパスが書いてあるキーがいくつかある。例えば”OneDirve\画像”とかをPicturesに変更して日本語が含まれるパスを全部修正する。

再起動して、Altium Library Loaderを再インストールすると無事完了出来た。

ところが、AltiumDesigner側のメニューからリンクする設定ファイルが日本語が入ったリンク先を消してくれていないので、一旦”AltiumLL”をメインドライブで検索し、C:\Users\”Account ID”\Documents\AltiumLLにUninstallerがあることを探し出し実行。再度インストールしなおしてやっとAltiumの中から起動できた。

久々の2byte文字の呪いであった。

雲竜渓谷 2020/2/11

今年は、というか年々雪も少なくなり、氷瀑も細くなっている気がしますが、ある意味では歩きやすくて行きやすくなったと肯定的に捉えることもできなくないです(笑)細くなってしまってますが、相変わらず100mの落差を超える凍った滝は健在です。

今回からドローンも採用してみました。普段は見れない上からの氷瀑と景色を見ることができました。

トレイルランは楽しい、でもトレイルランナーは登山の勉強をすべき

間違いなく語弊を招く題名だけど、トレイルランが嫌いなわけじゃない。ただ、本当にトレイルランをするランナー達のマナーが悪すぎるので学んでほしいのだ。ここ数年悶々としてきたが親しい人に言ってみることはあっても、知り合いぐらいの人に言うのは軋轢を生むだけだしなという思いだった。というか、いわゆるスポーツマンなので良い人柄の方達が多いと思っている。ただ、最近になって山小屋の人たちや、山岳レスキューの人たちと話す機会があり、少なからず同じような思いを持っている人たちがいると知り、少しでも発信できるようここに記してみる。とはいえ、この話は今回だけで終わり。これ以上引きずらない。その分ちゃんと書く。
元々自分は登山しかやっていなくて、2014年ぐらいのトレランが普及しだした頃にテレビとかでもマナーが悪いと話題になり、ふ~んと思いつつも、さてやりもしないで文句ばかり言うのもどうなんだろうという思いから、自分も始めてみたのである。20kmぐらいの大会から始めて100mileの大会も3回ほど参加。2回は完走して、1回は降雪で130kmでレースがキャンセルされると言うレベルぐらいにはなったので、それなりに一通りの経験はしたと思う。

結果、競技としての魅力も楽しみも十分にあることは理解したし、そして残念なことであるけれどテレビでも言われていたマナーの悪さというのは大部分の人が当てはまるなあという結論となった。じゃあマナーの悪さって何なのって言うと、難しいのだけれどやっぱり山の文化を作ってきたのは登山者で、彼らがこれまで築いてきた常識と照らし合わせて、そこから外れることと言っても過言ではないのではなかろうか。

そうなると、これが起こる原因はどこから来るのだろうかという話になるわけだが、結局のところ上級者から初心者まで山自体に興味がある人間が圧倒的に少ないからだろう。この上級者ですらというのが問題で、いわゆる教えてくれる先輩が山の常識を知らないということだ。そこから教わる初心者も、当然知らないまま成長し、負の連鎖につながっていくわけである。いやいや、私山好きだからロードよりもトレイルやってるんだよ。って言う方もいるだろうけど、考えてほしい。一度でも山自体に興味を持って、その山に行くために1から情報収集して山行計画を時間含めて「きちんと」自分で立てて、実行したことがあるだろうか。ほかの人が走ったトレランコースの一つを選んだだけだったり誰かについていっただけではないだろうか。それはつまり、山を好きなのではなくて走ることが好きでその延長で、山の中で走ることが好きなのだと思う。

まず、実体験からいくつか例を出してみよう
最初に紹介するこれらは明らかにひどい例で、ほとんどのトレイルランナーがこうだとは思っていない。でも、少なくとも数%のレベルで実際にいる人たちである。
サンダルで登る人たち

農鳥と北岳からの帰り広河原に車を止めていたので、当然北沢峠からバスで行くのだけど、そのバスの中で運転手のおっちゃんが笑い話で話してくれた内容。「外国人登山者がサンダルで登るっていうもんだからさ、みんなで止めたんだよ。そしたら、落ちても痛いの自分だから大丈夫っていうんだよね。どうしても聞いてくれないから警察呼んで、警察が捕まえるぞと言ってやっと説得できたんだけど」
もう、全く笑えない。なぜかというと奇しくも、その日北岳からの下山道で「サンダル」で駆け下りて来て、狭い道なのに走って横を無理やり抜いていったトレイルランナーを目撃している。ついでにむき出しの踵は血を流し真っ赤に染まっている。そのサンダルで北岳のガレを走れば、高確率でそうなるよね。
別の日に、これも今年だが赤石と硫黄の間を縦走しているときに「ワラーチ」を履いてるトレイルランナーが前を歩いており、当然だが、ガレ場ではズルズル滑る足で必死に登っていた。石を落としながら登るし、このときは流石に注意した。この山域で、その靴はだめでしょうと。20は軽く年上のようだったが一言も言葉を返されることなく・・・その後も登っていた。
この話って登山だとかトレランだとか以前である。一般常識的に考えても、あってはいけない話というのはバスのおっちゃんの話に対して、そのバスに乗っていたみんなが笑っていたことが証明している。岩もゴロゴロしている山でむき出しの足。ワラーチの人たちはソールはVibramだからとか言うのだろうけど、Vibramでも色々あるけど、登山用のソールですか?登山用だったら硬すぎてまともに走れないけどね。

登山者を押しのけんばかりに走って抜く人たち
トレランルールで周知されているはずのの一つ、登山で気を付けましょうの常識として登山者を見かけたら視界に入った時点で歩く。そのまま歩いて抜いたらまた視界から消えるまで走ってはいけないというものだ。視界だと定義があいまいなので数mでよいと個人的には思うが、これ守れているトレイルランナーの少なさには絶句レベルである。高尾山でよく見かけるのは、まあトレラン初心者が多いからしかたないと思っていた。が、最近アルプスに多くなってきたランナーすら、平気でこれをやる。日本の狭いトレイルで走ってすれ違うということは、当然体が触れてしまうこともあるだろう。アルプスには落ちたら即さよならコースのがけも多々ある。彼らは重いものを持って山に入ったことがないから、少しバランス崩しただけでも致命傷になりかねない事が想像つかないのだろう。がれ場の山側にいるときでも走っておりてくるので石を崩しながら非常に危険な状態を作っている。さらに、それを見ていても気にならないのだろうか、そのまま降りてくるのである。

ここからは、割と一般的なトレイルランナーでもあるなあという話

もちこまない、もちださない
国内でもトップ選手のとある投稿に鹿の角見つけた持って帰って、薬にするんだと。その投稿へのコメントは「すごいね~」とか「自分も見つけたい」とか賞賛の雨嵐。 コミュニティが山の人ではないからなのか、全く 否定的なコメントは有りませんでした。さて、そんな私も初心者のころ鹿の頭蓋骨を見つけて頭に乗せて持って帰ろうとしたことがあります。当然ですが一緒にいた先輩にこっぴどく怒られました。非常識を非常識と言ってくれる人がいないという環境はとても不幸です。

UTMFの装備があればアルプスに来て大丈夫?
あれってあくまでもレース前提の最低限装備、そしてあの大会は時期が早いとはいえ、せいぜい2000m行かない程度の装備ですよ。そんなんでアルプスに突入することがどういうことか・・・北アルプスに前後の小屋がコースタイムで7時間離れているところがあります。ついでに崖の連続なので走ろうと思って走れるところではありません。そこで見かけたトレランの人、ガスっていて見えづらいはずなのにサングラスをかけたまま、半袖半ズボン、ザックは精々5L程度なもので薄いジャケット程度しか入らないでしょう。崖登りの連続するがれ場なのに底の薄いトレランシューズ。危険な装備であること、その装備だと場違いこの上ないことに気がついてください・・・あっそうそう登山靴とトレランシューズの大きな違いの一つはソールの硬さです。とくにがれ場では岩角などの一点にしか接地していなくても足裏全体を支えてくれるので不安定になりにくいです。

そんな無理な山行計画たてちゃうの?
これも割とありがちな気がします。計画の段階で平気で20時間のプランを連日立てちゃう。それをアルプスでやってしまうと少しでも条件が狂えば途端に破綻するということが想像できないのでしょうか。できないですよね。だってゴールすれば終わり、何かあったら運営に連絡すればいい大会しか知らないのだから。

そこ、コースじゃないですよ
鳳凰三山を登っているときのこと、登山者が邪魔なのか登山道を大きく外れて走る人たちがいる。確かに、山頂付近でなだらかなので、通ろうとすれば通れる場所だが、そこはトレイルではない。行けそうだから行ってみた、そういう軽い気持ちだと思う。ただ、あなたの足元には高山にしか咲かない貴重な高原植物が踏みしめられていることに気がついてほしい。登山道があるというのはそういう面もあるのだ。

結論はトレイルランナーのマナーは登山者から見れば、どう見ても悪い。ただ、自分もトレランやった身として、たくさんの人と知り合った中で全ての人が悪気があってやっているわけではないのも分かっている。だからこそ、彼らには普通の登山も経験してほしい。そうすれば自ずと何に気を付けなければいけないかわかってくるはずだ。当然であるが、登山初心者の人たちだって同じように非常識からスタートして少しずつ学んでいくのだ。私だって例外なく非常識なことをして窘められている。幸いにも近くに先達の方がいたので実行に移すことなく済むこともあったが、分かっている先輩がいないトレイルランナーのコミュニティでは、これらは学ぶことはできない。登山者もトレイルランナーも山の恵みを享受し、堪能したいという思いは同じなのだろうから。

こんなこと偉そうに言える立場とは本当は思ってません。自分だって未だに、あの時やってしまったあれはまずかったと反省することは尽きない・・・
ただ、登山者目線でトレランをそこそこやっている人って少ないと思います。その目線で見た素直な感想がここに記した内容です。知らないからでは済まないときはいつか来ます。トレイルランナーにアルプス来るなというわけではないのです。破綻のない計画をたて、装備もしっかりし、山での常識を学んでほしい。少しでも、この気持が伝わればという思いです。

トレランをやめて登山者に戻ってから久々のトレイルランニングレース<信越五岳100マイル 2019>

とはいえ、UTMFがあたったので春先にこれまた久々のトレランだったけど出走。が、途中で降雪によりキャンセルとなり、その時一緒に走った友人が出るかもと言っていたので(もっと恐ろしいSwiss Peaks 360km/25000mの大会に出たので、こっちは来年に延期されたのだけど)、割と気軽な気持ちでエントリー。信越五岳は走れて楽しいって前からおすすめされてたし、雪の降るUTMFよりマシでしょ、とか思ってたら違ったというかオススメされたのは110kmだったのでそちらにエントリーすべきだった。なぜか去年の結果を執拗に分析している人がいて、UTMF 38.5時間以内 = 完走者のうち、上位3割3分ぐらいまでが信越五岳の100マイル完走できる目安と。そもそも完走率73%とかだったのでつまりは0.73 x 0.33= 0.24とUTMF参加したうちの4人に1人しか何とかならない計算に。これ気がついたの大会前日。荷物準備しながら偶然、解析してる人のブログが目に入る・・・気が付かなきゃよかった。ちなみに今年は1時間増えたけど、コースも3km増えている。しかも後半っていうね。

去年辺りからトレラン、ロードともにマラソンと走る大会に対して食傷気味で暇さえあれば登山。なんにもなくても登山。とりあえず練習するなら登山。そしてトライアスロン始めてしまったので水泳ちょこっと。そんなわけで、元々多くないのだけど、見事に今年の月間練習走行距離0kmを1月から記録更新中。たまに出てた大会で走ることもあるけど今年は4月の大会以降大きいのは出てないので半年は完全に大会含めても0kmを維持してきた。さらに、7月に突然の腰痛により、立っているだけで痛い、座ってても痛い(結果、新しく買ったオカムラのシルフィーの椅子が悪いとわかったのだが当時は登山練しすぎと思ってた)で、まる一ヶ月間運動がストップ。と、一見走れる体調には見えないが最低週3は40kg背負って階段走15分ほどを続けてきた意地がある。そして、週末は20kg背負って山々を歩いていたら、今までになく他の登山者から早すぎるでしょと頻繁に言われるようになってたので、調子に乗っていたのもあり、何とかなると自分に言い聞かせて本番に望む。とはいえ、本当にしばらく走っていない中で走りきれるのか。不安は募るがまあ頑張る。

大会当日は車でテキトーに行って受付開始一時間も前の午前8:30に到着。受付を済ませて指定駐車場に移動し見事な青空を見上げながらスタート時間の午後6:30を車の中で待つ。
バックドア開けて寝っ転がってるだけでそこそこの標高だし、風もあるので、日は出ているけど割と良い感じでお昼寝。大会前はいつもバタバタして禄に寝ないことがあるので良い傾向。

時折、斑尾高原ホテルでご飯補給にカレー食べたり、ホットドッグ食べたり、完全避暑地堪能状態でごろごろしてたらあっという間にスタート2時間前。エイドに送ってもらう荷物をデポして、110kmに出る友人にあってゲート前で記念撮影。周りを見渡すとみんな荷物が小ちゃい。。。必携品と山の準備入れたらあんなに小さくならないはずなんだけど一体何をすればあんなことになるのか。登山者出身だとそのへんコンサバに全く考えられないなあ。今回はUTMFのときと違ってチェーンスパイクとかトレッキングポール(コースで使用は禁止だけど、不慮の事故時には当然必要なのでレースで使わなくてもね)とか、アウターも一枚省略したのに軽く4倍くらいの容量を周囲に比べて持っている。重さ測ったら水抜きで5kgぐらいだったので2Lの水追加で7kgぐらいか。それはそうと、今回は秘密兵器シューズ、ミッドカットだけどペアで650gぐらいのTor Speed2。これまでが900gの登山靴だったのでだいぶ軽量化されている。足元の軽量化は結構効くはず!?いや、多分トレイルランナー的にはおかしいんですけどね~ローカットの靴で山に登るのはちょっと精神的にだめなんです(笑)

スタート時は、混雑避けるために少し前の方に。ゲートくぐったのが60番台、次のエイドは150だったので結構前にいたみたい。抜かれやすいところまではちゃんと流通り走ったので許してください。

最初はゲレンデのあたりをひたすらゆるく登っていく。人も多いし道もきれいだし、応援も時折ゲレンデを横切るときにあって楽しい。第一セクションはそこそこ飛ばしたつもりだったけど林道入ってからは普通に抜かれるなあと思っていたらさっきの計算によるとUTMFでもトップ10%とかの人たちか。どおりで(笑)最初の水だけのエイド菅川は写真だけ撮って素通り。周りもそんな感じ。

斑尾山頂をサクっと攻略し22km地点のバンフへ。このエイドでお腹を満たして、水を補給し次へ向かう。

36kmの赤池に至っては何故かモナカの写真しか撮っていない。すでに食べた記憶がないのだけど、きっとたくさん食べておいしかったのだろう。

そして55km地点のアパリゾートへ。ここで、デポ第一号の荷物とここまで運んだ荷物を交換。夕方からずっと走っていたので、ジェルは少し残っているものの自作トレイルミックスの最初の500gは空になっていたのでちゃんと補給もできてる。そういえば、スタートからここまでエイドばっかでコースのコメントがない。そう、ここらへんまで見事に何も覚えていない。そもそも夜で何も見えないし、きっと昼間に通ったらきれいなんだろうなあと思った場面には出くわした気がするものの、印象に残ったシーンがない。登るの大変だったとかも全く無い・・・

アパリゾートを出て、満月の明かりを受けながら暫く下る。秋になってしまい日の出が5時を過ぎてしまっている。空が白み始める前の4時頃はとてつもなく眠かった。何度もヘッドライトの明かりを直視して目を覚ます。そして、下り切ると大会で一番長い21kmの登り。最初は川沿いで、ここも昼ならきれいだと思うのだけど、微妙な坂道を何キロも、いつ終わるともしれず登るのには心が挫けそうだった。川沿いが終わる頃になってやっと日が少し出始める。程なくして72km地点青少年自然の家に到着、朝日が眩しい中補給をし、温かい声援に励まされながら出発。21kmの登りはまだ途中でここから14kmは登り続けるという。

これから日が出てきてしまうので、暑さとの戦いになるなと思いながら途中で服装調整しながら進む。流石に登りは走り続ける気力が薄くなってきた。普段走ってないので、そこは潔く諦め、如何に歩きでも速度を落とさず進むかだ。後で順位を見返すと意外にここでも抜かれていないので、先行で行き過ぎちゃった人たちを抜いていたのだろうか。抜かれた記憶のほうが多いのだけど。14kmをひた登る。途中12時間45分ほどで半分の80km地点を通過。しかし相変わらず登り続ける道に、結構いいペースなのに気が付かないまま無心で前に進む。そして現れた最後の壁のようなゲレンデ。

ゲレンデ登るのほんとに楽しくないし、日陰がなくて暑いのでやめてほしい。と悲痛な思いを持ちつつも、意外とここでたくさん抜く。割とキツめの勾配でもペース落ちないからだろうか。ボッカ訓練が効いているようだった。

登頂するとそこには命の水、湧き水が。頭から水を被り、熱くなった四肢を冷やしてエイドまでの下り始める。下りもまたゲレンデで急勾配・・・痛みが出てるわけではないのだが、明らかに膝によろしくない。膝痛いんでとジグザグに下るご年配方も何名かここで抜いた。今後出る大会はあわよくばゲレンデ率の低いコースを選びたい。終わりがないと思っていた長い登りの後の最初のエイド、池ノ平に到着。ここはラーメンがあるというとってもすばらしいエイド。あせぐっしょになっていたので日向の道でごろごろしながら少し乾かす。起き上がったらアスファルトが汗で変色している。着替えは持ってきているが、次のエイドでデポなのでもう少し頑張ってみることに。それにしても、まだ昼前なのに気温大丈夫だろうか。102km黒姫までは割と平坦な方の道を進み、まちなかも通るのでとたんに距離を稼げるようになる。まあ、さっきまでずっと登りだったのもあるんだけど。

途中宴会隊という非公式だけど大会の運営が毎年出してくれている補給場があり、ありがたくフルーツ等いただく。暑い中凍っているフルーツは心底うれしい。ここらあたりで110kmの選手に抜かれ始める。元気な足が羨ましい。黒姫までは少し登って到着。ここはデポなので荷物を前と同じく交換しながら、ちょっと長めの休憩。流石に眠気は抑えられなくなってきていて机に突っ伏して休憩。笹ずしを3ついただき、お腹の調子も上々。

黒姫を出ると、ダラダラとした登りが続く。例年出てる人によるとここが一番眠くて辛いところだと。何名かと登りながらおしゃべりしていて、幸いあっという間に(気持ち的には)頂上について、下りは後で会うことを誓い、別れて走り出した。ゴールしてから、彼らとは再開し無事全員がゴールできたことを確認している。黒姫からの登りはぜひその場限りでも良いから楽しく話ができる友人を見つけられることをオススメする。その後、去年大渋滞になったと言われていた吊橋を無事渋滞なくクリアし、115km地点、農場の中にある笹ヶ峰グリーンハウスに到着。

足はそこそこ重いし、小指に豆出来ているけどしっかり動く。少し座っていても以前のように足が固まらないのは登山で連日またいで休まず歩いているおかげもあるのかも。しかし、進む速度はだいぶ遅くなってきた。進んでさえいればゴールできる時間だと気がついてしまった甘えがあるのかもしれない。そんな感じで少しフラフラしながら進んでいたが125km地点西登山道入り口をクリアして、130km地点大橋林道でお腹の調子が本格的に悪くなって救急にヘルプを求めるも薬は出せないとのこと。下痢、風邪、痛み止めまで多種多様な薬は持っているのだが、いつもちゃんとお腹すくので胃薬だけは持っていなかった。。。次こそ救急セットに入れよう。と、そこで立ち止まっていたのが悪かったのか一気に体を冷やしてしまい、震えが出始めてしまったので、持ってる服全部着込んで、ストーブの前で鎮座。30分ほど休ませてもらい何とか走れそう。気がついたら10分ほど時間も飛んでいたので睡眠も少し取れたようだ。足も重いわけではなく、眠れたおかげか、むしろさっきまでより軽快に次セクションへ進む。ここらあたりではすでに暗くなってしまっていて、牧場周りを進んでいるのだが、気配を感じてヘッドライトを向けたらそこには牛さんが。牛さん驚いて排泄しはじめてしまう。ごめんよ驚かせて。予定よりもコース距離が伸びていたのはここのセクションで、予定コース距離走ったのにたどり着かない戸隠エイドに焦れてペースを早めてしまいながらも、何とか142kmの戸隠到着。

焦れてたのが悪いのか調子がまた悪くなってきてしまっていて、さっきと同じコース。ストーブの前で着込んで鎮座。気がつくとやはり時間が飛んでいて30分程いたことに。一応風邪薬を飲んでおこうと口に含んだ途端に、戻してしまう。胃の中が空になったためか、悪いものが出たのか以降は気持ち悪い感じがなくなった。普段使いのジェルにもしかして相性悪い子がいるのかも。ここで、上半身は完全回復したのであとはゴールに向かうだけ。お腹は復活しすぎて、グーグーいうので定期的にトレイルミックスをかっこんで、瑪瑙山頂までも結構な勾配とゲレンデだったけど、ゴールまで20kmないという事実が気持ちを後押ししてくれて、登りはあっという間だった。

ただ、下りはまたしても急勾配のゲレンデで、流石に足が痛い。帰ってきてから見たら右足首が少し膨らんでいたのでここらで軽度の捻挫になっていたかもだ。152km地点飯綱で最後のトイレに行って体を軽くし、残りの8kmを一気に抜ける・・・と思いきや少し登りだったのでゆっくり抜ける。そして、やっと長い旅が終わる。暗いなか5km近く林道を走ってきた身には明るすぎるゴールのゲレンデを駆け下りて、終わってみれば31時間30分であった。

一応、去年の制限時間もクリアしているし、途中体調不良はあったものの最後は元気に帰ってこれたので良しとしよう。100マイルは他のレースと違い時間がそもそも長いので、全行程で体調がずっと万全とはなりにくい。100Mileの大会で最初に出たサンディエゴ100も最後のエイドで下痢になり、最終セクションはひた歩くことになったし、UTMFは体調は比較的大丈夫だったけど眠さに耐えかねて3時間もエイドで寝てしまったりした。また、100マイルは単純にレースに万全の体力を整えて立ち向かっても、最後は精神的に負けてしまうことも多い。これだけ長いので言い訳しようと思えばいくらでも材料は出てくる。そんなレースで今年もゴールできたことは誇りに思いたい。そして、裏目的でもあった登山メインだけどトレランも少しは大会出たいなが達成できてよかった。今の練習、登山の傾向なら普段走らなくとも、100マイルの大会までならなんとかなるという証明にもなったのかと。ただ、来年は信越五岳出るなら110kmかな。だって景色良さそうなところ全部夜だったんだもん。

アップデートするだけなのにハマりまくったC841M

何かのセールで安いからと買ったC841M。別に気合で設定するつもりはなかったので当時GUIを見て、設定が結局コンソールでやらないとやりたいことができないということが分かり最低限の設定だけしてほったらかしにしておりました。
ふと思い立ってアップデートしてみるかと思い、マニュアルに従ってflashから現行のGUIを削除、dir usbflash0:を実行。ん、Invalidとか言われる。どうやらFAT16でマウントしたUSBメモリしか認識できないと。しかたない、やってやろう。うん、変わらない。えっ相性あるから他のドライブも試せ?わかったよ。手持ちの6個試したが変わらず。

。。。。。手詰まった・・・まさかの文鎮?なぜアップデートしようとか思ったんだ自分は?
すでにGUIの機能はルーターから削除されてしまっているので、ブラウザを開いている今しかCLI経由でアクセスできない(専用ケーブルを買う気はない(笑)NECのはあるんだけど使えるのかな)

で、結局USBメモリをいろいろ買おうとか考えたもののTFTPでアクセスすれば行けるんじゃないかと思い立つ。
うまくいきました。
今回は3.1から一気に飛ばしてccpexpressAdmin_3_5_1_ja.tarにアップデート。
Tftpd64をインストールして適当に設定。

CLIコマンドから
copy tftp://<TFTP server address>/<file name> flash:<file name>
でパソコンに用意したファイルが普通にコピーされました。

そのあとはマニュアルに従って展開するだけで無事完了。Ciscoルーターは罠が多いと聞くけれど、やっぱり思い付きとかで変えると地獄を見ますね~

Mouser使うのやめた

UPSの追跡を見て、金曜日一日あったはずなのに月曜出荷にしたMouserにも文句を言いたいのだけど、晴天だったのに天気が悪かったので遅延しますと言い張るUPSにはもっと文句を言いたい・・・そしてまだ届かない。うぅ。

と思っていたら、かなり酷いことが起こっているのがMouserに電話して分かる。

ほかの客の荷物も複数待って一括通関するから、Mouser主導で待ってる。あなたの荷物は日本に届いているけど、空港から出荷する日はわかりません。極めつけは、それが嫌なら使ってもらわなくていいんでとか超高圧的な態度をとられる。何のためのUPS 2day saverなのか分からないし、オーダー時に倉庫からの出荷も一日で出来ないし、競合にすべて負けているのに、じゃあうち使わなくていいからというサポセンがいるところなんてもう使わない。