五年ほど使っていたBuffaloのTera station TS-XL (1TB x 4: RAID5)がついに容量いっぱいとなったため新調することにしました。
巷で言われている一台故障して、その一台を復元中に他のディスクが壊れて普及不可能になるよという、少し心配なRAID5でしたが最後の最後まで全ドライブのステータスが健全のままで役割を終えてくれました。
で、2年ぐらい前にメディアサーバーに使用とか思って買ったHPのマイクロサーバー N54 が文鎮として誇りをかぶっており、これをNASにしてしまおうと思い立ったわけです。
早速、必要なもの。本体はあるのでOS用ディスクとストレージ用のHDDx4を調達します。現状で最も容量当たりの単価が安いのは3TB。ネットで価格を見て大体あたりをつけてWesternDgitalのBlueでエンタープライズ向けでないので、冗長考慮するとRaid6で組もうかなーと思いながら、秋葉に繰り出しました。
いつもの、PCパーツ店巡回コースを一周しながら、妥当な値段でWDのハードディスクは販売されているなーと確認していたら、ふとTwo Topで面白いものを見つけました。
MG03が8000円、MG03ってエンタープライズ用ですよね?平均故障時間1,200,000 hoursとかいうやつですよね?あまつさえ、StorageServerのために御一人様4台までとか、ロットも製造年月もばらばらですとか同じ稼働時間でも同時期にHDDが故障しないという配慮!どう見てもストレージ用に使ってくれという仕様。これは買うしかない。Two Topわかってる!
というわけで、即決現金購入をしてきました(笑)
購入したHDDは2016年ロットから2013年までさまざま。さすがに2013は古いかなあと思うものの、エンタープライズがこの値段だったんだということで納得して購入。保証は代理店の1年のみで通常の稼働時間に対する保証はつきません。これも値段なりということで納得。
さて、パーツはそろったので今度は中身です。
NASといえば9割り型Linuxが相場で今回も最初はそれで行こうかなと・・・いやでもマイクロサーバーって曲がりなりにもX64アーキテクチャなので、そのままWindows走っちゃうな~そういえば昔TechEdに入ってた時のWindows Storage Serverのライセンス全く使ってないなあ~SMB3.0とか試してみたなあの流れで
Windows Storage Server 2012 R2に決定しました。
N54のほうは最新のBIOSさえ当たっていれば普通にOSはインストールできます。ただ、インストール元をUSB光学ドライブにしていたらフォーマットのところでつまずいてしまったのでUSB のinstall Disk作製してインストールしました。OSインストールさえしてしまえば、各種ドライバを入れて、ディスクプールの作成をして、ファイル共有をするだけというLinuxでがりがりやるのに比べると割とスムーズににNASとしての機能を果たすようになりました。Windowsでサーバーにするメリットはコスト的にもないという風に見かけますが、十年以上Linuxをいじってきても(遊びでですが)ディストリビューションだったり、バージョンだったりで動くはずのものが動かないことが多々あるので(それが楽しいんですけどw)力を入れずに使う分にはWIndows Serverはありなんではないかと思ってます。
SMB3.0の力ですが、1000TでL2のハブを介して動作検証する限りは70MB/Secぐらいの速度が出ているので元のTeraStationに比べると5倍以上は速い結果に。ストレージ専用にしては有り余るCPUパワーとSMB3.0のおかげですかね。
とりあえず、立ち上がったので現状はTorrentSyncでドロップボックスserver代わりにしつつ、RemoteDesktopでメンテできるようにしています。またそのうち、このサーバーの上でVPCでLinuxたててとかやりたくなってくるとは思うのでwそれは後日談で。